空中秘密基地 2

映画や本の感想が中心です。当然ですが僕の主観と偏見で書いてます?

何度でも立ち上がる〜3月のレヴュー〜

3月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

スーパーヒーローは戦います。でも同時に「人生は勝ち負けではない」ということを教えてくれます。人生で最も価値があることとは「敵を打ち負かし、勝つこと」ではないということを僕たちは学びました。だってそれだけが目指すべきものだったら、スーパーヒーロー達の映画はつまらないものになるでしょう。

スパイダーマン:スパイダーバース』と『キャプテンマーベル』。主人公たちは何度叩きのめされても、その度に立ち上がります。その姿を観ると、いつも「あ〜、ヒーロー映画が好きで良かった!」と熱いものがこみ上げてきます。

キャプテン・マーベル』では、オープニングのマーベルロゴが去年の11月に亡くなったスタン・リーへ捧げられた特別なものになっていました。ありがとう、スタン!あなたが創造したヒーロー達のおかげで、僕たちはこのクソみたいな現実になんとか立ち向かっていこうという勇気が湧いてくるよ‼︎

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも

◎は旧作
『グリーンブック』☆☆☆
→雰囲気はどこまでも品があり、脚本も細部まで練られているし、役者さんたちの演技も目を離せないものだった。でも(たとえ役割が以前と逆になってるとは言え)黒人と白人が旅をして心を通わせるという物語に、「あ〜またここからなのか?」という気分にもなった。
『ビール・ストリートの恋人たち』☆☆
→監督の前作『ムーンライト』と同様に独特な色調の美しさに目を奪われる。しかし語られているストーリーは、その背景も含めて苦い。ここで終わり?というラストにフィクションを超えたリアルさを感じる。
『移動都市 / モータル・エンジン』☆
→原作が好きで、よくぞ映像化してくれた!とは思うのだけど……。
『THE GUILTY  ギルティ』☆☆☆
→主人公は緊急コールセンターで働いている。物語はそこにかかってきた電話の声だけで進んでいく。動きのない地味な画面だけど、これがまた極上に面白い。よく聴くと音響に細心の注意が払われていることがわかる。映画館で「聴く」べき作品。
『翔んで埼玉』☆
→文字通り埼玉県人が世界で一番楽しめる映画。満点の☆ひとつ。多摩川を最終防衛ラインとして埼玉の侵攻を食い止めなければならない。
『迫り来る嵐』☆☆
→ノアールに雨はよく似合う。舞台は1997年の中国。この後20年で中国は劇的に変わる。その変化に取り残されていく人々。タイトルはそのメタファーか?

『ROMA / ローマ』☆☆
Netflixで配信された作品だけど、これは間違いなく映画館で観るべき作品。モノクロの画面が時間が経つにつれて色彩を帯びてくるように感じられる。クライマックスのカットはまるで宗教画のようだ。
『運び屋』☆☆☆
→同時代にクリント・イーストウッドの作品を観られる僕たちは幸せです。この作品の軽快さは何だ?とても88歳の監督が撮ったものとは思えない。劇中のヨボヨボな老人はイーストウッドが「演技」していたものと知り驚く。まさに拍手。
『シンプル・フェイバー』☆☆
→どうしても『ゴーン・ガール』を思い出してしまうサスペンス映画だけど、ポール・フェイグが撮ってるだけあって、どうしても笑ってしまうシーンがあちこちにあって楽しい。アナ・ケンドリックのコメデイエンヌとしての素養が大爆発している。
スパイダーマン:スパイダーバース』☆☆☆
→過去に映像化されたスパイダーマン映画の中で一番好きだ。文字通り「親愛なる隣人。スパイダーマン」な映画だ。
キャプテン・マーベル』☆☆☆
キャプテン・マーベルは宇宙最強だけど、同時にとても身近な女性としても描かれている。彼女の最大の魅力です。そしてその「普通さ」は女性がヒーローとなる映画の新しい扉を開いたことを意味します。公開前にはくだらない奴らから謂れのないバッシングを受けたけど、観客の気持ちがそれを押しのけて世界中で大ヒットしていることが嬉しい。女の人だからって、どうしていつもニコニコしてなきゃならないんだよ?ここぞって時には最高の笑顔を見せてくれてるじゃん!キャロル、カッコいいよ‼︎ 
『イップ・マン外伝  マスターZ』☆☆☆
→この作品単体として観ても勧善懲悪の武侠映画として大満足だけど、イップ・マンシリーズを全部観てからだとより面白さが増す正に外伝らしい外伝でした。チョン・ティンチ(マックス・チャン)が真の師匠(シーフー)になる物語であったのだなぁ……と胸が熱くなりました。
『バハールの涙』☆☆☆
→ドキュメンタリーじゃないかと思うほどのリアルさに圧倒される。バハールが銃を手にしなければならなかった状況を思うと慄然とせざるを得ない。でも僕たちはそれを十全には理解してないし、また出来ないだろうとも思う。
『YUKIGUNI』☆☆
→カクテル「雪国」を考案した井山計一さんと彼のバー‘ケルン’のドキュメンタリー。マスターとは井山さんのような人のことを言うのだろう。ただの「すごい人物語」ではなく、家族との葛藤もちゃんと触れていたことが良かったね。

ウトヤ島、7月22日』☆☆

→2011年7月22日に起きたノルウェー連続テロ事件の一つ、ウトヤ島で起きた銃乱射事件を映画化した作品。全編のうち72分間をワンカットで撮影。あまりに辛くて、「早く終わってくれ!」と念じながら観た。『バハールの涙』にもあったんだけど、このクソみたいな現実を抗う手段として歌を歌うというシーンがあって、そこに少し救いを感じた。

バンブルビー』☆☆☆

バンブルビーと主人公の女の子との青春映画としてすごく楽しめる。デートムービーとして一番のオススメです。声を失ったバンブルビーが’80年代(物語の舞台です)のヒット曲を使って意思疎通するのもツボでしたよ。

『サンセット』☆

→監督の前作『サウルの息子』と同様に、カメラは主人公の知覚に重ねられ、「直接描写」を徹底的に避けて撮影されている。よって観客が観ている映像は本当のことなのか?という不思議な感覚になる。しかしそれが成功していたか?と言えば……。物語の推進力が弱いように感じた。

『ブラッククランズマン』☆☆☆

スパイク・リーの怒りが溢れ出ている作品。事前にどういう時代の話か?を予習してから観ると面白さが増す。最後の映像に賛否があるけど、自分はアレがあってこそのこの映画であると思う。

『世界一と言われた映画館』☆☆

→映画館のある街はそれだけでも幸せだ。大杉漣さんのナレーションも愛に満ちている。

◎『恐怖の報酬』オリジナル完全版☆☆☆

→とんでもない映画です。爆発、炎、嵐、泥…全てがリアル。むき出しの生と死が描かれている。今のCGを見慣れている人には、今作を観て口をあんぐりしてもらいたい。

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4月はやっぱりアベンジャーズ/エンドゲーム』ですね。大事なことなのでもう一度書きます。4月はやっぱりアベンジャーズ/エンドゲーム』ですね。僕でも思いつく「時間を巻き戻す」以外の、アッと言って顎が外れてもどらないくらいのラストを観せてください。今から体調を整えて待ってます。

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予想している時が一番楽しいのです〜2月のレヴュー〜

2月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

2019年(第91回)アカデミー賞が発表されて、主要部門はこんな↓感じでした。予想は難しいね。作品賞に『ブラックパンサー』を!って少し期待したんだけどね〜。

作品賞:『グリーンブック』
監督賞:アルフォンソ・キュアロン『ROMA / ローマ』
主演男優賞:ラミ・マレックボヘミアン・ラプソディ
主演女優賞:オリヴィア・コールマン女王陛下のお気に入り
助演男優賞マハーシャラ・アリ『グリーンブック』
助演女優賞レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人』
脚本賞:『グリーンブック』
脚色賞:『ブラック・クランズマン』
外国語映画賞:『ROMA / ローマ』(メキシコ)
長編アニメ賞:『スパイダーマン:スパイダーバース』

今年の最大のアップセットは主演女優賞のオリヴィア・コールマングレン・クローズを予想していた人が多かったんだけどね。オリヴィア・コールマンも素晴らしい演技をしているので文句は無いです。でもグレン・クローズはこれで8回ノミネートされて未だ受賞なし。まさに無冠に女王です。彼女は今年で71歳。あげとかないと後悔するぞ、アカデミー会員さん達!

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも

◎は旧作
『フロントランナー』☆
アメリカ政治を描く作品は大好きだけど、今作は(いくら実話だとしても)ストーリーテリングに起伏が無かった。ヒュー・ジャックマンの抑えた演技は良いね。
『バーニング』☆☆
村上春樹の作品をこんなに「らしく」映画にした作品は初めて、それでいてしっかりイ・チャンドン監督の映画だった。ラスト20分のシーンはどういう意味なのか?観た人と話し合いたい。
『天才作家の妻 - 40年目の真実 -』☆☆☆
→グレン・クロースが圧巻。彼女の表情を観るだけでもお金を払う価値がある。
『ちいさな独裁者』☆☆☆
→まずもこの映画が実話であったことに驚く。考えることをやめた時に人間は奴隷になるのだ。コメディとして描かれていて、笑いながらも背筋が冷たくなる。エンドロールがこの作品のもっとも言いたかったことだ。
ファースト・マン』☆☆
→人物に寄り添って撮られているカメラワークが、否応無しに観る者に臨場感と緊張感を与えている。月までの距離は人と人の距離のメタファーか?ラストシーンはいかにもデイミアン・チャゼルらしい。

『アクアマン』☆☆
→海中だけじゃなく、陸上でのアクションも見せ方が工夫されていて目が離せなかった。海中生物の造形もさすがジェームズ・ワンだなぁ〜と。ワンダー・ウーマンからの流れを継承して、作風が明るくなってきたのは良いのだけれど、DCは制作の順番を間違えていることは否定できない。
THE COLLECTORS〜さらば青春の新宿JAM〜』☆☆
→ミュージシャン・オブ・ミュージシャンであるTHE COLLECTORS。彼らのカッコ良さがに早く世間は気づいて欲しい。日本のモッズの歴史を知る上でも貴重な映画だ。
『サイドマン  スターを輝かせた男たち』☆☆
→素敵な音楽が完成するためには、センターに立つ人だけではなく、それを支える人もまた大事な存在だ。この映画を観た後では、音楽を聴く時にミュージシャンのクレジットまで目を通すようになるに違いない。それはまた「音楽を聴く」という行為を豊かにしてくれる。
女王陛下のお気に入り』☆☆☆
→主演女優3人の密度の濃い演技に圧倒される。魚眼レンズを通して撮られたような画面も独特な雰囲気を醸し出していて面白い。女性とはかくも怖い存在なのかと思わせてくれると同時に、男はどこまでもバカだと認識させられます。

『アリータ:バトルエンジェル』☆☆
→予想のずっと上をいく面白さだった。アリータがCGであることも途中から気にならなくなった。それにしても映画の中で描かれるスポーツはルールが理解できた試しがない。

◎『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ〈ディレクターズ・カット〉』☆☆☆
マーティン・スコセッシが設立した「フィルム・ファンデーション」によって2012年に修復・復元した4時間11分版。未公開シーンが挿入されることにより、唐突に感じられたセリフや登場人物の感情の機微がより繊細に伝わってくるようになった。

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3月はアカデミー賞受賞作品も公開されるのですが、『スパイダーマン:スパイダーバース』、『キャプテン・マーベル』、『バンブルビー』が週末ごとに公開されるというウホホッ!となる月でもあるのです。そして楽しみなのは『大脱出2』スタローンが久々にやってくれたらしい…。楽しみ半分、怖さ半分。

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〈やる〉を選んだ人々の物語〜1月のレヴュー〜

1月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

2019年になってもあいも変わらず映画を観てます。今月は何と言ってもクリード 炎の宿敵』しかないですね。人生ベストが『ロッキー』である自分にとって、前作のクリード チャンプを継ぐ男はそれと並ぶか、はたまた超えるかってくらいの映画でした。そして『クリード 炎の宿敵』アドニスの物語は前作で終わってるし、監督は変わるし、何より『ロッキーⅣ』の続編らしいじゃない……と正直なところ不安しかありませんでした。で映画館に行った訳ですよ。泣きました。体じゅうの水分がなくなるくらい泣きました。詳しいことは書きませんが、「ロッキー、写真くらい飾ってやれよ」とか「『まだやれるな!』じゃねーだろ」とか、ある登場人物だけはこれから惨めな人生を送れば良いのに……とか思ってました。ラストの試合では「立て!ヴィクター‼︎(←ドラゴの息子)」と心の中で叫んでいる自分がいましたよ。そしてドラゴがとったある行動……思い出すだけで涙が出てきます。そして物語の最後にアドニス、ロッキー、ドラゴ親子が見せる表情。それぞれがこれまで抱えてきた人生の苦難を乗り越え、新しい道へと歩き出したのだと思います。特にドラゴ親子の笑顔は心に残ります。やはりロッキー・シリーズは「〈やる・やらない〉の岐路に立った時、〈やる〉を選んだ人々の物語」でした。スタローンは今作限りでシリーズから離れるようです。とっても残念だけど、彼に限りない感謝を送りたい。

ありがとう、スライ‼︎‼︎

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも
『ホイットニー〜オルウェイズ・ラブ・ユー〜』☆☆☆
アメリカのショービジネス界の闇に飲み込まれてしまったアーティストは何人もいるけど、ホイットニーもその一人。娘さんも…ってところが辛すぎるよ。でもこのドキュメンタリーを観ると、(当時言われていたような)ボビー・ブラウンだけが悪かったんじゃないってことがわかる。久しぶりにホイットニーの歌を聴いたけど、まさに神に祝福された歌声と呼びたいものでしたよ。
『こんな夜更けにバナナかよ  愛しき実話』☆☆
大泉洋の芸達者ぶりはやっぱりすごいなぁ〜としか言えない。こういう「生」もあることを知れるから僕は映画を観るのだ。
『それだけが、僕の世界』☆☆
イ・ビョンホンの演技の幅を堪能できる。ここ何作かはダークサイドのイ・ビョンホンだったけど、今作はライトサイド。不器用だけどどこかに優しさを持つ役は彼の真骨頂だ。ベタといえばベタな作品だけど、それを堂々とやり切るのが韓国映画の魅力だね。
クリード 炎の宿敵』☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
→冒頭でのドラゴ親子の描写からもう泣いていた。次はドラゴ親子の映画を作ってくれ‼︎‼︎
蜘蛛の巣を払う女』☆
→ただのアクション映画になっていた。ハッカーが余りにも万能で、なんだかなぁ……と。氷の上をバイクで走るシーンは意表を突かれて面白かったですよ。
『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!  My Generation』☆☆
→もしも生まれ変われるとしたら、1960年代のロンドンに生まれたい。Swinging London🇬🇧

ライ麦畑の反逆児  ひとりぼっちのサリンジャー』☆☆
アメリカ文学史のおけるサリンジャーの位置付けを踏まえた上で、彼の人生の起伏を優しく愛をもって描いていて、とても共感できた。この作品をきっかけにして、もっとたくさんの人がサリンジャーの作品を手に取ってくれると良いな〜と思う。
『TAXi  ダイヤモンド・ミッション』☆
→前作までの監督と主演が代わってのシリーズ仕切り直しなのですが……。『ワイルド・スピード』シリーズの下位互換であった。
マイル22』☆☆☆
→途中から『ザ・レイド 2』として観ている自分がいた。狭い場所でのアクションは大好物です。イコ・ウワイス、この人の名前だけ覚えて帰ってください。
『マスカレード・ホテル』☆☆
→ずっと長澤まさみは良いなぁ〜〜と思いながら観てましたよ。『来る』でもそうだったけど、松たか子は美味しいところを持って行きすぎです。
『ミスター・ガラス』☆☆☆
→マーベルやDCとは違う、どこを切ってもシャマラン流のヒーロー映画。多重人格者を演じるジェームズ・マカヴォイを観るだけでもお金を払う価値がある。『アンブレイカブル』と『スピリット』の完全な続編なので予習は必須です。
ナチス第三の男』☆
→原作(『HHhH』)の面白いところが全く反映されていない作品だった。同じ話を観たいんだっだら、『ハイドリヒを撃て!』をぜひどうぞ。
がっこうぐらし!』☆
ゾンビ映画としては合格点だと思うけど、演技がね……。出演しているアイドルのファンだったらお金を払っても良いんじゃないかな?
サスペリア』☆☆
→ダリオ・アンジェント(オリジナル版の監督)が激怒し、クエンティン・タランティーノが絶賛するのも理解できる。スクリーンの隅々まで美しい映画でした。決してひとりでは観ないで……ってことはないです。だって極上のラブ・ストーリーでもありましたから。ただ好き嫌いは、はっきり分かれるよなぁ〜。152分は長い。

『暁に祈れ』☆☆

タイ語の字幕が出ないことで、主人公が送り込まれた場所の地獄感が増す。そこからムエタイで脱出しようとする展開は好きです。

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2月はアカデミー賞が発表されます。今年はノミネートされている作品で日本でも既に公開されているものが多いので、いつもの年よりも楽しめそうです。是枝裕和監督の『万引き家族』と細田守監督の『未来のミライ』もノミネートされてるけど、どうだろうなぁ〜受賞してくれると嬉しいけど、強敵が多いからなぁ〜って感じです。

という2月ですが、自分の中では『ファースト・マン』と『アクアマン』の「マン映画」の対決を楽しみにしているのです。

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2018年ベスト10&ワースト5

2018年のベスト10 & ワースト5です。独断と偏見以外の何物でもありません。基準となるのは「どれくらい俺の映画だったか」だけ。「自分のベスト10と違う!」と言われても困ります。クレームその他は受け付けません‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎ 

 

第10位 『アヴェンジャーズ インフィニティ・ウォー』

MCUを10年間観続けてきて良かった!心の底からそう思えた。これを『アベンジャーズ:エンドゲーム』でどんな終わらせ方をしてくれるのか?またまた死ぬわけにはいかない理由ができた。

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第9位 『1987、ある闘いの真実

心が震える映画だった。自国の歴史(負の側面も含めて)をしっかりと映画にする韓国映画界は本当に尊敬するし、羨ましく思う。と同時にちゃんとエンターテイメント作品としても描いていることが素晴らしい。

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第8位 『若おかみは小学生!

食わず嫌いをせず、いろんな映画を観なきゃいけないと思う作品に出会うことがあるけど、これはそんな映画でした。冒頭と上手に繋がる展開も良いです。経営についてズバ抜けた才能を持っているのに努力を惜しまない主人公のライバル真月嬢が好きです。

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第7位 『タクシー運転手〜約束は海を越えて〜』

国にとって忘れたい出来事をしっかり作品にする韓国映画界の姿勢に拍手。ラストの映画的嘘も心地よい。

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第6位 『ヘレディタリー / 継承』

登場人物、セリフ、風景、音楽…全てが怖い。そしてそれらが、アッと驚く結末に集まる脚本が見事だ。複線の確認のためにもう一度観たいけど、怖くて無理です。新しいホラー映画の傑作。

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第5位 『スリー・ビルボード

人間の不完全さを思い知らされる。夜、遅い時間に一人で観て、いろんなことを考えながら帰りたい。そんな映画。

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第4位 『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ

最高に面白い。前作より人間味が増した感じ。最初から最後まで緊張を強いられるけど、それがまた心地良くもある。テイラー・シェリダン(今作では脚本)の作品にハズレなし!早く続編を希望します‼︎

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ベスト3の前に特別賞です。

ちはやふる - 結び -』

青春映画の新しいマスターピースとして、そして広瀬すずという女優が子どもから大人へと成長する一瞬の輝きを映像に残したということで三部作を合わせての特別賞です。

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第3位 『ボヘミアン・ラプソディ

クイーンの楽曲が持つ力強さを再確認。メンバーを演じた役者さんたちのなりきり具合がとにかく完璧。「サン・シティ問題」に全く触れていないことは引っかかるけど、音楽映画、伝記映画の新しい傑作であることに間違いはない。

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第2位 『カメラを止めるな!

とにかく映画館で観て欲しい。そして何が起こっているのか確認して欲しい。知恵と勇気があれば何だって出来るのさ!「カメ止め現象」は2018年の日本映画界において最大の事件であった。

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第1位 『ペンタゴン・ペーパーズ / 最高機密文書』

スピルバーグの今撮らなければ!という思いがスクリーンから溢れてくるような映画。トム・ハンクスメリル・ストリープをはじめとする役者さんたちの演技も、今更ですがとても素晴らしい。この作品を語る時に、今の日本の状況との類似について考えずにはいられないし、またそうしないのは失礼な気がする。社会に対する不正が行われていると感じられた時に、それへの異議申し立てをエンターテイメントという形で表明できるアメリカのことが羨ましい。

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ワースト5です。

第5位 『ダウンサイズ

第4位 『プーと大人になった僕

第3位 『パシフィック・リム  アップライジング』

第2位 『クレイジー・リッチ』

第1位 『SUNNY  強い気持ち・強い愛』

 

2018年は何かを作ることがセラピーになり、前へ進む力になる、というテーマの映画が多く撮られた印象があります。世界的にそういう流れになっているのが面白いですね。

『レディ・プレイヤー1』

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『パティ ケイク$』

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『グリブズリー・ベア』

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ライ麦畑で出会ったら

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500ページの夢の束

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『メアリーの総て』

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ボヘミアン・ラプソディ

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カメラを止めるな!

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2019年は『アヴェンジャーズ エンド・ゲーム』Godzilla: King of the Monsters』スター・ウォーズ ep9』が楽しみで楽しみで眠れないくらいです。さて、どんな映画に出会えるのでしょうか?ワクワクです!

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私は決して後戻りはしない〜12月のレヴュー〜

12月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

2018年は音楽映画が豊作な年だった。そんな今年の最後を飾るのが『アリー / スター誕生』。今作で4回目の映画化。前へ進んでいこうとする女と古いものにしがみついて生きていこうとする男の物語。ストーリーは同じだけど、それでも何か心に残る。何年たっても人間が抱えてるものは同じなんだろうね。何よりも流れる音楽が素晴らしい。曲が強い。映画館を出た後、CDショップへ走ってしまうこと間違いなしなのだ!

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも
エリック・クラプトン〜12小節の人生〜』☆☆
エリック・クラプトンがどういう人なのか?がよくわかるドキュメンタリー。パティ・ボイドの美しさは時代を問わないね。二人の偉大なミュージシャンのミューズであったことも納得。またライブに行きたくなった。来日してくれないかなぁ。
『ヘレディタリー / 継承』☆☆☆
→登場人物、セリフ、風景、音楽…全てが怖い。そしてそれらが、アッと驚く結末に集まる脚本が見事だ。複線の確認のためにもう一度観たいけど、怖くて無理です。新しいホラー映画の傑作。
『ポリス・ストーリー REBORN』☆☆
→想像していた「ポリス・ストーリー」ではなかったし、はっきり言ってストーリーは穴だらけだけど、ジャッキーがニコッと笑ってくれるだけで満足です。エンドロールでのNG集も健在。
『ハナレイ・ベイ』☆☆
村上春樹原作の映画化では最もよく雰囲気を表現できていたのではないだろうか?セリフに頼らず主人公の心情を表現する吉田羊の演技に目が釘付けになる。波の音のBGMも素敵だ。
『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』☆☆☆
長回しを多用し、静かに物語は流れる。その背景には常にひとつの家がある。本作は場所についての映画だった。タイトル通りにある幽霊の物語を突き放したような視点で描く。それだけに彼が浄化された時に涙せずにはいられない。終わりは終わりではない。存在していたことに意味がある。
『斬、』☆☆☆
塚本晋也監督初の時代劇だが、「何かをきっかけに人が変容していく」というテーマはこれまでの塚本作品と通じるものがある。刀を極めて性的に描いている。池脇千鶴は彼女史上最高にエロい!
いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』☆☆
→登場人物それぞれのキャラも立っているし、ストーリー展開のテンポも良い。何より研究者たちによるケイパーものという設定が面白い。
いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』☆
→三部作の二作目として大団円のために話を広げることは理解できるが、ただそれに終始していてストーリーに起伏が感じられなかった。
アンダー・ザ・シルバーレイク』☆

→意味不明の長いカットがストーリー展開を邪魔している。また主人公のどういう了見で行動しているのか理解できず、その人物造形に不愉快ささへ感じてしまったのです。ポスターが好きな感じだっただけに残念だ。
『パッドマン 5億人の女性を救った男』☆☆☆
→内容は真面目でメッセージ性の強い映画だけど、それを上手にコメディへと昇華させている。男のなんて無理解なことか!恋愛映画としても素敵でした。
『来る』☆
→役者陣の演技は良い。今ダメ人間をやらせたら、妻夫木聡の右に出る者はいない。松たか子演じる霊能者の人物設定は秀逸。ただ『ヘレディタリー / 継承』と同じ題材を描いているはずなのに、ホラー映画として全く怖くなかった。
『おとなの恋は、まわり道』☆☆
→面倒くさく、こじらせまくりの二人の会話がだんだんと心地よくなっていくから不思議だ。ジョン・ウィックのままのキアヌ・リーブスがおかしい。
『嘘はフィクサーのはじまり』☆☆
リチャード・ギアのようなベテランの名優が肩の力を抜いて演技をしている姿を観るのが好きだ。コメディかと思いきやラストはほろ苦い。
『メアリーの総て』☆☆☆
→これもまたフィクションを書くことで自分を取り戻していく人間の話でありました。エル・ファニングの目の強さが主人公の人物像によく合っている。

シュガー・ラッシュ:オンライン』☆☆

→前半の宝探しの冒険のような話から、後半の友情についての話への転換が見事だった。インターネットの擬人化が面白い。何だかんだ上手く丸め込まれた気がしないでもないけど、老若男女が楽しめる作品であることに間違いはない。

『アリー / スター誕生』☆☆☆

→まったく男ってヤツはよぉ……。ハタとこれは『シュガー・ラッシュ:オンライン』と同じ話だということに気がつく。女性は常に前へ進んで行くのだ。歌手としてのパフォーマンスは勿論だけど、女優としてのレディ・ガガも素晴らしい。ブラッドリー・クーパーの初監督とは思えない手堅さにも驚く。さすがはクリント・イーストウッドの薫陶を受けただけはある。

『家へ帰ろう』☆☆

→ホローコーストをなんとか生き延びた老人が旧友との約束を果たすためにポーランドに旅立つ。最初は本当に偏屈だった主人公が次第に他人と打ち解けるようになる。何歳になっても一人で旅をすることは、自分の内面と向かい合うということだ。ラストの笑顔で全てが報われた気持ちになった。

『泣き虫しょったんの奇蹟』☆☆

→将棋のルールに疎い者にもちゃんと勝負のアヤを理解させてくれる撮り方が良い。『来る』とは全く異なる松たか子が凄い。

『マイ・サンシャイン』☆☆

→ロサンゼルス暴動の一夜を描いた作品。絶望しかないように思われるけど、それでもコミュニティの中には光があるんじゃないだろうか?非寛容からくる恐怖の連鎖。まさにトランプ時代の映画だ。

『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』☆☆

→三部作の最終作。相変わらずのマシンガンのようなイタリア語の会話に意味がわからなくても笑ってしまう。登場人物全員の専門分野が均等に生かされてストーリーが進んで行く構成は、チーム映画好きにはたまらない。研究者としての矜持が事件解決のカギになるところも好き。

日日是好日』☆☆☆

樹木希林さんの遺作。静かな静かな映画。「季節のように生き」、「毎日が良い日」と言えるように暮らしたいと心から思う。

 

2019年1月は『クリード 炎の宿敵』、コレしかないのだ!スタローンは今作を最後にロッキー・シリーズから離れるとのこと。これまでへの感謝とともに最後の勇姿を見届けたい。『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』しかないです。

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人生を肯定する物語〜11月のレヴュー〜

11月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

初めてクイーンを知った中学生になったばかりの頃だった。従兄弟のレコード(!)棚から勝手に持ち出して聴いていた(当然、後でブン殴られたけど…)。その時聴いたのは『世界に捧ぐ』。‘We Will Rock You’とか‘We Are The Champion’が入ってるアルバムだ。それからR&BとかHip-Hopとか好きなジャンルが変わったり、聴くメディアもLPからCD、配信になったりしたけど、ずっと僕のfavorite であることに変わりはない。そして『ボヘミアン・ラプソディ』。期待以上だった。ラストのライブ・エイドのシーンでは自然と涙が溢れてきた。確かに史実と違ったり、南アフリカでのライブという大事なことが描かれていなかったりと不満なところは確かにある。でもこの映画には「人生を肯定する思い」が溢れている。それは誰にも否定できない。

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも
『search / サーチ』☆☆☆
→PCのモニターの中だけでもに語りが進む構成が斬新。サスペンスとしては普通だけど、そこがこの映画を21世紀的なものにしている。SNSのアカウントひとつで、ここまでいろんなことが判明してしまうのか⁉︎と少し怖くもなる。
デス・ウィッシュ』☆☆
チャールズ・ブロンソン主演『狼よさらば』のリメイク。主人公の設定を外科医に変えたことが中盤のあるシーンでとっても効果的にイキテくる。また「素人が銃を撃つとこうなります」って描写は映画で初めて観た。面白かったんだけど同時に「アメリカの銃社会問題って……」とも思わされてしまい、暗澹とした気持ちにもなりましたよ。
ピッチ・パーフェクト  ラストステージ』☆
→登場人物の誰に焦点を合わせているのかが分かりにくく、それ故にラストの展開に唐突さを感じてしまう。やはりこのシリーズは一作目がベストだ。劇中で歌われる曲はどれも良いです。
『ヴェノム』☆☆
→『ど根性ガエル』+『寄生獣』。相棒(バディ)映画は大好物で、今作も楽しんだことは楽しんだけど、脚本が雑過ぎたかな?あんなに誰にでも(何にでも)シンビオートが寄生できるんだったら、実験は簡単に成功してたんじゃないか?がアメリカでR指定を避けるためだったのかもしれないけど、ゴア描写をもう少しちゃんと入れて欲しかった。
ライ麦畑で出会ったら』☆☆☆
→『ライ麦畑でつかまえて』の雰囲気を上手にストーリーの味付けに使っている上質の青春ロードムービー。誰でも避けていた事実に向き合う時が来る。そんな時、こんなディーディーみたいな女の子が自分の横にいてくれたら素敵じゃないか‼︎
ボヘミアン・ラプソディ』☆☆☆
→クイーンの楽曲が持つ力強さを再確認。メンバーを演じた役者さんたちのなりきり具合がとにかく完璧。「サン・シティ問題」に全く触れていないことは引っかかるけど、音楽映画、伝記映画の新しい傑作であることに間違いはない。
GODZILLA 星を喰う者』☆
→三部作を通してかなり挑戦的なゴジラ映画ではあった。メカゴジラモスラキングギドラの描き方も面白い。現代社会に対する問題提起されているが、最も残念だったのはその問題提起を全てセリフで説明していること。ゴジラ映画においてはゴジラ自身の圧倒的存在感で以ってそれを描写して欲しい。
『アンクル・ドリュー』☆☆
→王道の人生ONCE AGAIN映画。特別なことは何もない。予想通りのストーリーがサクッと進んで行く。だからそれが良いのです。
『華氏119』☆☆☆
→絶望しきったところからしか新しいことは始まらないのか…と思ってしまう。ここで描かれているのは5年後の日本か?そうするかどうかは僕たち次第だ。
ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』☆☆☆
→最高に面白い。前作より人間味が増した感じ。最初から最後まで緊張を強いられるけど、それがまた心地良くもある。テイラー・シェリダン(今作では脚本)の作品にハズレなし!早く続編を希望します‼︎
イット・カムズ・アット・ナイト』☆☆
→主人公の少年が見る夢が次第に現実との区別がつかなくなる描写が良い。極限状態になった時の人間の不安と残虐性に背筋が冷たくなる。宣伝されてるようなホラーではないけど、これはこれで十分に怖い。
さよなら、僕のマンハッタン』☆
→監督がマーク・ウェブということで、観る前の期待値を上げ過ぎたかな?主人公に全く魅力を感じなかった。
『グッバイ・クリストファー・ロビン』☆☆
→もう一つの『プーと大人になった僕』。原作者のA.A.ミルンとその家族の物語。「やはりプーさんは子供(特にクリストファー・ロビン)以外と喋っちゃダメなんだよ!」とこの映画を観て改めて強く言いたい。
ゆれる人魚』☆☆
→人魚を主人公にしたミュージカル・ホラー。ポップでグロテスク。不思議な雰囲気の映画でしたよ。ディズニーではあり得ない苦いお伽話。

ギャングース』☆☆☆

→ストーリーは重く苦いものだけど、それをコメディのように描いている。そういう姿勢は日本映画では珍しく貴重だ。その軽さが逆に事の深刻さを浮き彫りにしてくれる。この映画がシネコンではたった2週間で打ち切りになるのは、とても残念だ。日本社会の暗部から目を背けずに撮り続けている入江悠監督には全力で頑張れ!と言いたい。

  
いよいよ12月です。この年の瀬になって年間ベスト級の映画が公開されて困ってしまいます。『ヘレディタリー / 継承』はホラーというジャンルのマスターピースになるような作品だし、あと何より『アリー スター誕生』が楽しみでなりません。音楽映画が豊作だった今年だけど、ラストを飾るこの作品はどうなのか?また映画を観た帰りにCDショップによってサントラを買ってしまうのか⁉︎

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食わず嫌いはダメなのだ!〜10月のレヴュー〜

10月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

これっぽっちも観るつもりはなかったのですけど、Twitterのタイムラインにやたらとタイトルが上がってくるし、信頼できる人が「観るべし!」と何度も何度も言ってくるので観たのです。「若おかみは小学生!」の話です。ただの悪役じゃないライバルの描き方とか、自分のアイデンティティ探しの先にあるものについてのストーリーとか良いな〜としか言いようのない作品だったのです。ホントに食わず嫌いはダメだ。

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも
『響ーHIBIKIー』☆
平手友梨奈は確かにカリスマ性はあるし、ハマり役だとは思うけど、劇中で彼女がとる行動が自分にはダメでした。本好きが本棚倒して本を傷つけたりするかな〜?
クワイエット・プレイス』☆☆☆
→設定にツッコミ所は多々あるけど、ずっと緊張感を持続させたままスクリーンに見入ってしまったんだから☆三つなのは仕方がない。それだけ脚本と演出が巧みでした。
クレイジー・リッチ!』☆
→王道のシンデレラストーリーのアジア版。でも以外とアイデンティティの問題にまで踏み込んでいる。でも最後にあんな結婚式はないんじゃないかな?それまで語っていたものが一気に崩れた。
『マガディーラ  勇者転生』☆☆
→予想していたストーリーとは全く違ったけど、歌あり踊りあり恋愛ありのまさしくインド映画。細かいことは考えず勢いで観るべし!
イコライザー 2』☆☆☆
→「ナメてた相手が、実は殺人マシンでした映画」(©︎ギンティ小林さん)の系譜に連なる新しい傑作。敵の設定が前作とは異なるため、マッコールさんがやっつけてもスッキリしない後味が残るのが残念といえば残念。しかしそれがキャラクターの人物像に奥行きを与えているのもまた事実だったりする。映画としての質感や雰囲気は前作から受け継がれていて嬉しい。

判決、ふたつの希望』☆☆
→世界の分断に抗するためには、相手もまた何がしかの「傷跡」を背負いながら生きていることを想像するんだと強く思わせられる。
『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』☆☆☆
→机上の格闘映画と言えるほどの緊張感に満ちている。まさかカンニングで手に汗握るとは⁉︎ 倫理的にもしっかりとした終わり方になっていて好感が持てた。(←ココは大事なことだと思っている)

スカイライン 奪還』☆☆

→シラットで宇宙人と戦うシーンがなかなか出て来ないので焦れてしまったです。ジャンル映画の要素が過不足なく入っていて満足です。いろいろと言えばキリがないけど、あーバカで良かった!と大きい声で叫びたい気持ちです。
若おかみは小学生!』☆☆☆
→食わず嫌いをせず、いろんな映画を観なきゃいけないと思う作品に出会うことがあるけど、これはそんな映画でした。冒頭と上手に繋がる展開も良いです。経営についてズバ抜けた才能を持っているのに努力を惜しまない主人公のライバル真月嬢が好きです。
マイ・プレシャス・リスト』☆☆☆
→新しさがある訳でもなく、大きな展開が起こることもない。でもふとした時に思い出す。そんな映画です。こういう作品を佳作と言うのだろう。主人公が一歩づつ社会と関わっていく姿を温かく応援したくなる。サリンジャーの『フラニーとズーイ』がキー・アイテムになっているのもファンとしては嬉しい。
『エンジェル  見えない恋人』☆☆
→寓話っぽさの中にもしっかりと現実の辛さを入れているところが良いね。愛とは本来は可視化できるものではないということだろうか?
止められるか、俺たちを』☆☆☆
→映画製作への止められない情熱が溢れ出ている映画だった。若松プロの関係者が多く出演していることもあり、どこかドキュメンタリーのような作品になっている。その中でも門脇麦が主人公の女性(この人は実際に女性で始めてピンク映画を撮った人だ)を好演。どこか現実味のない役をやらせたら、彼女が一番だ。冒頭で現代の新宿駅が映り(物語の時代は1970年前後)違和感を感じるけど、あれは作中で若松監督が言うセリフ「映画なんて全部作り物だ!」を白石監督流に具現化したものだったんだろう。
『ファイティン!』☆☆
→マ・ドンソク兄貴が出ていて、腕相撲をするだけで最高じゃないか‼︎
ゾンからのメッセージ』☆☆
→前半の停滞感は、物語が動き出した後の爽快感のためにあったのか!と思わず拍手しそうになった。それだけあの青空は素敵だった。そして井の頭線でのシーンに涙。

  
11月は『ボヘミアン・ラプソディ一』一択かと思いきや、サリンジャー好きとしては『ライ麦畑で出会ったら』を楽しみにしていたりする。あと『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』も待ち遠しいなぁ。

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