空中秘密基地 2

映画や本の感想が中心です。当然ですが僕の主観と偏見で書いてます?

映画

2018年ベスト10&ワースト5

2018年のベスト10 & ワースト5です。独断と偏見以外の何物でもありません。基準となるのは「どれくらい俺の映画だったか」だけ。「自分のベスト10と違う!」と言われても困ります。クレームその他は受け付けません‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎ 第10位 『アヴェンジャーズ イン…

私は決して後戻りはしない〜12月のレヴュー〜

12月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。 2018年は音楽映画が豊作な年だった。そんな今年の最後を飾るのが『アリー / スター誕生』。今作で4回目の映画化。前へ進んでいこうとする女と古いものにしがみついて生きていこうとする男の物語。スト…

人生を肯定する物語〜11月のレヴュー〜

11月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。 初めてクイーンを知った中学生になったばかりの頃だった。従兄弟のレコード(!)棚から勝手に持ち出して聴いていた(当然、後でブン殴られたけど…)。その時聴いたのは『世界に捧ぐ』。‘We Will Rock…

食わず嫌いはダメなのだ!〜10月のレヴュー〜

10月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。 これっぽっちも観るつもりはなかったのですけど、Twitterのタイムラインにやたらとタイトルが上がってくるし、信頼できる人が「観るべし!」と何度も何度も言ってくるので観たのです。「若おかみは小…

自分たちが何かを成し遂げたんだという自負〜9月のレビュー〜

9月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。 観る機会があったらぜひ『1987、ある闘いの真実』を観て欲しい。自分たちの力で民主化を勝ち取ったんだ!という韓国市民の自負が溢れています。この作品と『サニー 永遠の仲間たち』、『タクシー運転手…

語り継ぐべき物語〜8月のレヴュー〜

8月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。 8月はどうしても戦争の記憶と結びつきます。東京大空襲や広島・長崎の原爆投下など、それを描いた映画は多く作られています。もう一つ忘れてはならないのは沖縄戦のことです。この戦いについては岡本喜…

日本の夏、強竜の夏〜7月のレヴュー〜

7月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。 1993年の夏に映画館で『ジュラシック・パーク』を観た時の感動は忘れられない。子供の頃にワクワクしながら図鑑で見ていた強竜たちが、まるで実際に生きているかのようにスクリーンの中で動いていた。 …

フィクションを作ることの意味って何だ?〜6月のレヴュー〜

なぜか6月のレヴューを書いた記事が消えてしまったので再掲。何を書いたのか?評価はどうだったのか?何も覚えていないので、前回とは☆の数が違ったり、違う短評を書いている場合があります。それも主観と偏見による今の感想だと思ってお許しください。 ーー…

10年という時間の重さ〜5月のレヴュー〜

5月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。 『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』2008年の『アイアンマン』から10年、僕たちはこの瞬間に立ち会うために映画館に通っていたのか!という感慨しか湧いてこない。マーベル・シネマティック・…

リアルタイムでスピルバーグを観られる幸せ〜4月のレヴュー〜

4月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。 スピルバーグの新作を同じ月に2本も観られるとは、こんなに嬉しいことはありませんよ。しかもどちらもスピルバーグしか撮れない作品であることがなおさら素晴らしい。両作品とも必見です! ☆☆☆…観ない…

ベテランと半魚人に泣かされる〜3月のレヴュー〜

3月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。デル・トロ、おめでとう‼︎‼︎‼︎ シャーロット・ランプリング(『ベロニカとの記憶』)、ドナルド・サザーランド、ヘレン・ミレン(『ロング、ロング バケーション』)、シャーリー・マクレーン(『あなた…

頑張った映画は面白い〜2月のレヴュー〜

2月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。今年も韓国映画が熱い! 『殺人者の記憶法』『悪女/AKUJO』『コンフィデンシャル 共助』。聞いたことがない斬新な設定や観たことがないフレッシュなアクション、そして「いい顔」の男たち。韓国映画の…

全ては挨拶から始まる〜1月のレヴュー〜

1月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。2018年も映画を通していろんな世界と出会えることを期待しています。 『パディントン2』。前作のさらに上をいく傑作。早くも今年のベスト10入りは確実か⁉︎ 派手な宣伝はしてないけど、口コミで評判が広…

2017年ベスト10 & ワースト3(訂正版)

2017年のベスト10 & ワースト3です。僕の独断と偏見以外の何物でもありません。基準となるのは「どれくらい俺の映画だったか」だけ。「自分のベスト10と違う!」と言われても困ります。クレームその他は受け付けません‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎ *ベスト10のランキングを訂…

2017年ベスト10 & ワースト3

2017年のベスト10 & ワースト3です。僕の独断と偏見以外の何物でもありません。基準となるのは「どれくらい俺の映画だったか」だけ。「自分のベスト10と違う!」と言われても困ります。クレームその他は受け付けません‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎ 【ベスト10】第10位 『バン…

これは皆の物語〜4月のレヴュー〜

4月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。In Moonlight Black Boys Look Blue. 『ムーンライト』。大切な作品になりました。主人公に寄り添うような音楽も素晴らしいのです。たくさんに人に観て欲しいと思います。 ☆☆☆…観ないと後悔しますよ!☆☆…

振り切った先に見えてくるもの〜3月のレヴュー〜

3月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。韓国映画の魅力爆発の春です。 僕が韓国映画を観る理由は、その振り切り方が「どうかしてる」こと。『アシュラ』『お嬢さん』『哭声 / コクソン』は、まさに「ザ韓国映画」でした。この3本を同時に観る…

映画は踊る!〜2月のレヴュー〜

2月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。「どうか乾杯を 夢見る愚か者に」(‘Audition’ from “La La Land”) 今年のアカデミー賞はまさに前代未聞でした。歴史に残る場面を目撃できたってことでは面白かったのですが、『ラ・ラ・ランド』と『ム…

アジア映画だって負けない!〜1月のレヴュー〜

1月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。2017年も素晴らしい映画に出会えますように。 『沈黙-サイレンス-』も観て欲しいのですが、今月一番のオススメは『ドラゴン×マッハ!』。たくさんの人が映画館に行って、アジア映画がもっともっと公開さ…

星屑たちの戦い

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(監督:ギャレス・エドワーズ / アメリカ 133分) 【あらすじ】帝国軍の誇る究極兵器デス・スターによって、銀河は混乱と恐怖にさらされていた。窃盗、暴行、書類偽造などの悪事を重ねてきたジン(フェリシ…

2016年ベスト10 & ワースト3

2016年のベスト10 & ワースト3、そして各部門賞です。僕の独断と偏見以外の何物でもありません。「俺の、私のベスト10と違う!」と言われても困ります。クレームその他は受け付けません‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎ (タイトルの後ろに◯印が付いている作品は、ソフト化されて…

トムさんはつらいよ

『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(監督:エドワード・ズウィック / アメリカ 118分) 【あらすじ】元アメリカ軍のエリート秘密捜査官ジャック・リーチャーは、現在はたったひとりで街から街へと放浪の旅を続けている。ある日、ケンカ騒ぎの末に保安…

思い出せば、かけがえのない日々

『エブリバディ ウォンツ サム‼︎ 世界は僕らの手の中に』(監督:リチャード・リンクレイター / アメリカ 115分) 【あらすじ】野球推薦で入学することになった新入生のジェイク(ブレイク・ジェナー)は期待と不安を抱き、大人への一歩を不器用に踏み出そう…

Rock’n Roll is a risk. You risk being ridiculed!

『シング・ストリート 未来へのうた』(監督:ジョン・カーニー / アイルランド 106分) 【あらすじ】大不況にあえぐ85年のアイルランド、ダブリン。14歳の少年コナーは、父親が失業したために荒れた公立校に転校させられてしまう。さらに家では両親のケンカ…

この素晴らしき世界

『ファインディング・ドリー』(監督:アンドリュー・スタントン / アメリカ 97分) 【あらすじ】カクレクマノミのマーリンが、ナンヨウハギのドリーと共に愛する息子のニモを人間の世界から救出した冒険から1年。3匹は平穏な日々を過ごしていたが、ある晩、…

地獄はそこにある

『葛城事件』(監督:赤堀雅秋 / 日本 120分) 【あらすじ】親が始めた金物屋を継いだ葛城清は、美しい妻・伸子と共に2人の息子を育て、念願のマイホームも建てて理想の家庭を築き上げたはずだった。しかし、清の強い思いは知らず知らずのうちに家族を抑圧し…

私たちは「それ」を克服できるのか?

『帰ってきたヒトラー』(監督:デビッド・ベンド / ドイツ 116分) 【あらすじ】服装も顔もヒトラーにそっくりの男がリストラされたテレビマンによって見出され、テレビに出演させられるハメになった。男は戸惑いながらも、カメラの前で堂々と過激な演説を…

人生は近くで見ると悲劇だが、遠くで見ると喜劇である

『日本で一番悪い奴ら』(監督:白石和彌 / 日本 135分) 【あらすじ】大学時代に鍛えた柔道の腕前を買われて道警の刑事となった諸星は、強い正義感を持ち合わせているが、なかなかうだつが上がらない。やがて、敏腕刑事の村井から「裏社会に飛び込み『S』(…

東京ドーム、4億個分。

『インデペンデンス・デイ リサージェンス』(監督:ローランド・エメリッヒ / アメリカ 120分) 【あらすじ】エイリアンの侵略を生き延びた人類は、共通の敵を前にひとつにまとまり、回収したエイリアンの技術を利用して防衛システムを構築。エイリアンの再…

故郷は遠くにありて

『ブルックリン』(監督:ジョン・クローリー / アイルランド・イギリス 112分) 【あらすじ】大人しく目立たない性格の少女エイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、妹の将来を案じた姉の勧めで、アイルランドの小さな町からニューヨークへとやってくる。そ…