空中秘密基地 2

映画や本の感想が中心です。当然ですが僕の主観と偏見で書いてます?

東京ドーム、4億個分。

インデペンデンス・デイ リサージェンス』(監督:ローランド・エメリッヒ / アメリカ  120分)

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【あらすじ】
エイリアンの侵略を生き延びた人類は、共通の敵を前にひとつにまとまり、回収したエイリアンの技術を利用して防衛システムを構築。エイリアンの再来に備えていた。しかし、再び地球を目標に襲来したエイリアンの兵力は想像を絶するものへと進化しており、人類は為す術もなく、再度の絶滅の危機を迎える…(映画.comより)

もっと簡単にあらすじを書くと、「宇宙人が襲ってきて大変だったけど、適当に対策をしたらやっつけたぜ!」って感じです。プロットは勢いで進んでいって論理性はあんまりない。敵の数や大きさは前作よりてんこ盛りで増量、思いついたアイデアは全部入れてます(多分)。

しかしエメリッヒはすごいなぁ〜。映画人としてのキャリアは長いのに、ずっと同じテンプレートで展開する同じディサスタームービーを作り続けてる。これも一種の作家性ってやつなんだろうか?

久しぶりに前作を観返したんだけど、「何かを喪失している男たちが、ヒーローになることでそれを取り戻していく話」で、結構ストーリーが練られてたんだなぁ〜と思ったんですよ。今作ではその辺の作り込みがイマイチで残念でしたね。

反重力の技術を手に入れても、自動車にはタイヤがあるんだなぁ〜とか、「蜂の巣理論」って何だ?とか、クライマックスは「巨大怪獣映画」になるんだ…とか、断片的な記憶はあるんだけど、どんな話だったのか全く思い出せない。世界中が団結し、人々がひとつになろうというメッセージがあった気がします。まぁ、諸々をひっくるめてエメリッヒ印の映画だからいいか⁉︎

でも一番の衝撃は、最後の最後に「字幕:戸田奈津子」というクレジットが出ることだったりする……。