空中秘密基地 2

映画や本の感想が中心です。当然ですが僕の主観と偏見で書いてます?

自分たちが何かを成し遂げたんだという自負〜9月のレビュー〜

9月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

 観る機会があったらぜひ『1987、ある闘いの真実』を観て欲しい。自分たちの力で民主化を勝ち取ったんだ!という韓国市民の自負が溢れています。この作品と『サニー 永遠の仲間たち』、『タクシー運転手〜約束は海を越えて』の三作は、韓国の民主化を知る上で観ておくべき映画だと思っています。

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも
検察側の罪人』☆☆
→キムタクの映画である以上に原田眞人監督の映画だった。原作の終わり方と映画の終わり方、好みは分かれるところだけど、自分としては映画の方が好きかな?
アントマン&ワスプ』☆☆☆
→意外でしたが、量子力学を重要なアイテムとするハードSFとも言える作品だった。これが『アヴェンジャーズ4(仮)』にどうつながっていくのか楽しみでならない。
『SUNNY  強い気持ち・強い愛』☆
韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』のリメイクだけど、全くダメでした。元作が韓国の民主化から現在の格差が大きくなってしまった社会を背景に持っているのに比べて、リメイク版は物語の薄さを感じずにはいられなかった。それはそのままバブル以降の日本社会の希薄さなのかもしれない。
ペンギン・ハイウェイ』☆☆
→少年が夏休みにある経験をして大人に一歩近づいて…、そこに綺麗な年上のお姉さんが絡んで…と既視感ある物語だったけど、ホッコリする映画でしたよ。少しビターな終わり方も好みです。森見登美彦の原作も読んでみようと思ってます。
500ページの夢の束』☆☆☆
→2018年は物語を作ることの意味を考えさせられる作品に出会うことが多い気がします。この映画もそうでした。ダコタ・ファニング自閉症の女の子の演技が素晴らしいのです。自分を見つめ直す過程をロードムービーとして描くところが、とてもアメリカ映画らしいと思います。

ザ・プレデター』☆☆

プレデターシリーズでは一作目の次ぐらいに好きかも!ならず者のダメ人間元軍人チーム全員が大好きだ。ポップコーンをガシガシ食べながら観たい映画。
MEG ザ・モンスター』☆☆
→本当にジェイソン・ステイサム素手で巨大サメと戦うとは思わなかった。それだけで大満足!
プーと大人になった僕』☆
→プーをはじめとする100エーカーの森の住人たちが、クリストファー・ロビン以外の人間と話し始めたところでダメだった。こんなのはプーじゃないよね。
『SPL 狼たちの処刑台』☆☆
→ウィルソン・イップが監督で、サモハン・キンポーがアクション指導というだけで安心して観ていられます。ラスボスに前作のマックス・チャンほどの存在感がなかったのが残念。あとトニー・ジャーの出番があれだけでは消化不良です。そもそも「誰かに触れるとその人の未来が読める」という設定はどこにいった?
1987、ある闘いの真実』☆☆☆
→心が震える映画だった。自国の歴史(負の側面も含めて)をしっかりと映画にする韓国映画界は本当に尊敬するし、羨ましく思う。と同時にちゃんとエンターテイメント作品としても描いていることが素晴らしい。
食べる女』☆
→何も起こらなそうで、本当に何も起こらない映画だった。
スカイスクレイパー』☆☆
→2018年ロック様の3本目。テロリストに占拠されたハイテクビルから妻子を救う…といえば『ダイ・ハード』を思い出すけど、あれと比べたら設定や脚本にアラが多すぎる。ただただロック様の超人的な活躍を愛でるべし!

  
10月は『クワイエット・プレイス』と『クレイジー・リッチ』だなぁ。心の底から怖がらせて、ハラワタがよじれるくらい笑わせて欲しい。

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