2020年 ベスト10
2020年のベスト10 です。独断と偏見以外の何物でもありません。基準となるのは「どれくらい俺の映画だったか」だけ。「自分のベスト10と違う!」と言われても困ります。クレームその他は受け付けません‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
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ベスト10です😄
第10位 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
長く長く愛され、何度も映像化されてきた作品を、ただリメイクするのではなく、しっかりと現代に通じる物語とした監督・脚本のグレタ・ガーウィグの手腕が光る。
第9位『私をくいとめて』
楽しくもあるし、寂しくもある「ひとり暮らし」を優しく、そして冷静に描くまさに大九明子監督の映画。
第8位 『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
故郷とそこを離れざるを得ない人の物語に僕はどうしようもなく惹かれてしまうんだ。
第7位 『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
2020年は青春映画の秀作が数多く公開された年でした。その中でも今作は最も心に残った。青春映画は若者の物語であるが故に時代に最先端で起こっている問題を描き出す。家族、友人、学校、LGBT…僕たち大人が映画から学ぶことは多い。
第6位 『ミッドナイトスワン』
エンドロールが終わり、館内が明るくなっても立ち上がることが出来ない。そのくらいの重さを感じる作品だった。この映画の登場人物が幸せに暮らせる社会であって欲しい。草彅剛は必見!
ここにあるのは圧倒的な知性。
第4位『はちどり』
ここで描かれているのは、ただ韓国だけの問題ではない。属性だけで虐げられてよい筈はない。過去を省みて、常にアップデートする自分でありたい。キム・ボラ監督、すごい才能がまた出てきた!
第3位 『アルプススタンドのはしの方』
どこまでも(それこそはしの方まで)素敵な映画。持っている(と思われてる)人にだって何かしら心に抱えているものはあるのだ。やはり話してみなくちゃね。原作の演劇版もぜひ観たい。
第2位 『パラサイト 半地下の家族』
とにかく観て欲しい。映画の最前線がココにある。
第1位 『ジョジョ・ラビット』
映画には作られた時とは異なる意味を持つことがある。この作品もそうだ。家の中に息をひそめて隠れていた少女が、太陽の下で音楽に合わせて踊るラストシーン。これは間違いなく今の映画なんだ。
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ワーストです😭
『新解釈・三国志』
『STAND BY ME ドラえもん 2』
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コロナ禍で映画館が全て閉まったことで、新作映画を2ヶ月も観ないという前代未聞・驚天動地の事態を味わった2020年でした。まだまだ予断は許しませんが、この苦境を耐え上映を続けてくれている映画館、特にミニ・シアターの関係者の皆さんには感謝しかありません。
コロナで気軽にあちこちに行けなくなった今、映画は異なる世界を見せてくれる魔法の扉です。確かに配信が普及し、家庭のリビングで簡単に作品を観ることが出来ます。僕もそうして過ごしました。でも何かが物足りない。やはりあの暗がりの中でこそ感じるものがあるのだ…と改めて思います。
こんな状況だけど、いつもと同じように来年はどんな作品と出会えるのだろう?とワクワクしている自分がいます。また楽しい映画ライフを送れる日が1日も早く来ますように。