空中秘密基地 2

映画や本の感想が中心です。当然ですが僕の主観と偏見で書いてます?

2018年ベスト10&ワースト5

2018年のベスト10 & ワースト5です。独断と偏見以外の何物でもありません。基準となるのは「どれくらい俺の映画だったか」だけ。「自分のベスト10と違う!」と言われても困ります。クレームその他は受け付けません‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎ 

 

第10位 『アヴェンジャーズ インフィニティ・ウォー』

MCUを10年間観続けてきて良かった!心の底からそう思えた。これを『アベンジャーズ:エンドゲーム』でどんな終わらせ方をしてくれるのか?またまた死ぬわけにはいかない理由ができた。

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第9位 『1987、ある闘いの真実

心が震える映画だった。自国の歴史(負の側面も含めて)をしっかりと映画にする韓国映画界は本当に尊敬するし、羨ましく思う。と同時にちゃんとエンターテイメント作品としても描いていることが素晴らしい。

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第8位 『若おかみは小学生!

食わず嫌いをせず、いろんな映画を観なきゃいけないと思う作品に出会うことがあるけど、これはそんな映画でした。冒頭と上手に繋がる展開も良いです。経営についてズバ抜けた才能を持っているのに努力を惜しまない主人公のライバル真月嬢が好きです。

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第7位 『タクシー運転手〜約束は海を越えて〜』

国にとって忘れたい出来事をしっかり作品にする韓国映画界の姿勢に拍手。ラストの映画的嘘も心地よい。

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第6位 『ヘレディタリー / 継承』

登場人物、セリフ、風景、音楽…全てが怖い。そしてそれらが、アッと驚く結末に集まる脚本が見事だ。複線の確認のためにもう一度観たいけど、怖くて無理です。新しいホラー映画の傑作。

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第5位 『スリー・ビルボード

人間の不完全さを思い知らされる。夜、遅い時間に一人で観て、いろんなことを考えながら帰りたい。そんな映画。

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第4位 『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ

最高に面白い。前作より人間味が増した感じ。最初から最後まで緊張を強いられるけど、それがまた心地良くもある。テイラー・シェリダン(今作では脚本)の作品にハズレなし!早く続編を希望します‼︎

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ベスト3の前に特別賞です。

ちはやふる - 結び -』

青春映画の新しいマスターピースとして、そして広瀬すずという女優が子どもから大人へと成長する一瞬の輝きを映像に残したということで三部作を合わせての特別賞です。

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第3位 『ボヘミアン・ラプソディ

クイーンの楽曲が持つ力強さを再確認。メンバーを演じた役者さんたちのなりきり具合がとにかく完璧。「サン・シティ問題」に全く触れていないことは引っかかるけど、音楽映画、伝記映画の新しい傑作であることに間違いはない。

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第2位 『カメラを止めるな!

とにかく映画館で観て欲しい。そして何が起こっているのか確認して欲しい。知恵と勇気があれば何だって出来るのさ!「カメ止め現象」は2018年の日本映画界において最大の事件であった。

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第1位 『ペンタゴン・ペーパーズ / 最高機密文書』

スピルバーグの今撮らなければ!という思いがスクリーンから溢れてくるような映画。トム・ハンクスメリル・ストリープをはじめとする役者さんたちの演技も、今更ですがとても素晴らしい。この作品を語る時に、今の日本の状況との類似について考えずにはいられないし、またそうしないのは失礼な気がする。社会に対する不正が行われていると感じられた時に、それへの異議申し立てをエンターテイメントという形で表明できるアメリカのことが羨ましい。

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ワースト5です。

第5位 『ダウンサイズ

第4位 『プーと大人になった僕

第3位 『パシフィック・リム  アップライジング』

第2位 『クレイジー・リッチ』

第1位 『SUNNY  強い気持ち・強い愛』

 

2018年は何かを作ることがセラピーになり、前へ進む力になる、というテーマの映画が多く撮られた印象があります。世界的にそういう流れになっているのが面白いですね。

『レディ・プレイヤー1』

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『パティ ケイク$』

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『グリブズリー・ベア』

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ライ麦畑で出会ったら

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500ページの夢の束

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『メアリーの総て』

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ボヘミアン・ラプソディ

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カメラを止めるな!

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2019年は『アヴェンジャーズ エンド・ゲーム』Godzilla: King of the Monsters』スター・ウォーズ ep9』が楽しみで楽しみで眠れないくらいです。さて、どんな映画に出会えるのでしょうか?ワクワクです!

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私は決して後戻りはしない〜12月のレヴュー〜

12月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

2018年は音楽映画が豊作な年だった。そんな今年の最後を飾るのが『アリー / スター誕生』。今作で4回目の映画化。前へ進んでいこうとする女と古いものにしがみついて生きていこうとする男の物語。ストーリーは同じだけど、それでも何か心に残る。何年たっても人間が抱えてるものは同じなんだろうね。何よりも流れる音楽が素晴らしい。曲が強い。映画館を出た後、CDショップへ走ってしまうこと間違いなしなのだ!

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも
エリック・クラプトン〜12小節の人生〜』☆☆
エリック・クラプトンがどういう人なのか?がよくわかるドキュメンタリー。パティ・ボイドの美しさは時代を問わないね。二人の偉大なミュージシャンのミューズであったことも納得。またライブに行きたくなった。来日してくれないかなぁ。
『ヘレディタリー / 継承』☆☆☆
→登場人物、セリフ、風景、音楽…全てが怖い。そしてそれらが、アッと驚く結末に集まる脚本が見事だ。複線の確認のためにもう一度観たいけど、怖くて無理です。新しいホラー映画の傑作。
『ポリス・ストーリー REBORN』☆☆
→想像していた「ポリス・ストーリー」ではなかったし、はっきり言ってストーリーは穴だらけだけど、ジャッキーがニコッと笑ってくれるだけで満足です。エンドロールでのNG集も健在。
『ハナレイ・ベイ』☆☆
村上春樹原作の映画化では最もよく雰囲気を表現できていたのではないだろうか?セリフに頼らず主人公の心情を表現する吉田羊の演技に目が釘付けになる。波の音のBGMも素敵だ。
『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』☆☆☆
長回しを多用し、静かに物語は流れる。その背景には常にひとつの家がある。本作は場所についての映画だった。タイトル通りにある幽霊の物語を突き放したような視点で描く。それだけに彼が浄化された時に涙せずにはいられない。終わりは終わりではない。存在していたことに意味がある。
『斬、』☆☆☆
塚本晋也監督初の時代劇だが、「何かをきっかけに人が変容していく」というテーマはこれまでの塚本作品と通じるものがある。刀を極めて性的に描いている。池脇千鶴は彼女史上最高にエロい!
いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』☆☆
→登場人物それぞれのキャラも立っているし、ストーリー展開のテンポも良い。何より研究者たちによるケイパーものという設定が面白い。
いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』☆
→三部作の二作目として大団円のために話を広げることは理解できるが、ただそれに終始していてストーリーに起伏が感じられなかった。
アンダー・ザ・シルバーレイク』☆

→意味不明の長いカットがストーリー展開を邪魔している。また主人公のどういう了見で行動しているのか理解できず、その人物造形に不愉快ささへ感じてしまったのです。ポスターが好きな感じだっただけに残念だ。
『パッドマン 5億人の女性を救った男』☆☆☆
→内容は真面目でメッセージ性の強い映画だけど、それを上手にコメディへと昇華させている。男のなんて無理解なことか!恋愛映画としても素敵でした。
『来る』☆
→役者陣の演技は良い。今ダメ人間をやらせたら、妻夫木聡の右に出る者はいない。松たか子演じる霊能者の人物設定は秀逸。ただ『ヘレディタリー / 継承』と同じ題材を描いているはずなのに、ホラー映画として全く怖くなかった。
『おとなの恋は、まわり道』☆☆
→面倒くさく、こじらせまくりの二人の会話がだんだんと心地よくなっていくから不思議だ。ジョン・ウィックのままのキアヌ・リーブスがおかしい。
『嘘はフィクサーのはじまり』☆☆
リチャード・ギアのようなベテランの名優が肩の力を抜いて演技をしている姿を観るのが好きだ。コメディかと思いきやラストはほろ苦い。
『メアリーの総て』☆☆☆
→これもまたフィクションを書くことで自分を取り戻していく人間の話でありました。エル・ファニングの目の強さが主人公の人物像によく合っている。

シュガー・ラッシュ:オンライン』☆☆

→前半の宝探しの冒険のような話から、後半の友情についての話への転換が見事だった。インターネットの擬人化が面白い。何だかんだ上手く丸め込まれた気がしないでもないけど、老若男女が楽しめる作品であることに間違いはない。

『アリー / スター誕生』☆☆☆

→まったく男ってヤツはよぉ……。ハタとこれは『シュガー・ラッシュ:オンライン』と同じ話だということに気がつく。女性は常に前へ進んで行くのだ。歌手としてのパフォーマンスは勿論だけど、女優としてのレディ・ガガも素晴らしい。ブラッドリー・クーパーの初監督とは思えない手堅さにも驚く。さすがはクリント・イーストウッドの薫陶を受けただけはある。

『家へ帰ろう』☆☆

→ホローコーストをなんとか生き延びた老人が旧友との約束を果たすためにポーランドに旅立つ。最初は本当に偏屈だった主人公が次第に他人と打ち解けるようになる。何歳になっても一人で旅をすることは、自分の内面と向かい合うということだ。ラストの笑顔で全てが報われた気持ちになった。

『泣き虫しょったんの奇蹟』☆☆

→将棋のルールに疎い者にもちゃんと勝負のアヤを理解させてくれる撮り方が良い。『来る』とは全く異なる松たか子が凄い。

『マイ・サンシャイン』☆☆

→ロサンゼルス暴動の一夜を描いた作品。絶望しかないように思われるけど、それでもコミュニティの中には光があるんじゃないだろうか?非寛容からくる恐怖の連鎖。まさにトランプ時代の映画だ。

『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』☆☆

→三部作の最終作。相変わらずのマシンガンのようなイタリア語の会話に意味がわからなくても笑ってしまう。登場人物全員の専門分野が均等に生かされてストーリーが進んで行く構成は、チーム映画好きにはたまらない。研究者としての矜持が事件解決のカギになるところも好き。

日日是好日』☆☆☆

樹木希林さんの遺作。静かな静かな映画。「季節のように生き」、「毎日が良い日」と言えるように暮らしたいと心から思う。

 

2019年1月は『クリード 炎の宿敵』、コレしかないのだ!スタローンは今作を最後にロッキー・シリーズから離れるとのこと。これまでへの感謝とともに最後の勇姿を見届けたい。『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』しかないです。

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人生を肯定する物語〜11月のレヴュー〜

11月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

初めてクイーンを知った中学生になったばかりの頃だった。従兄弟のレコード(!)棚から勝手に持ち出して聴いていた(当然、後でブン殴られたけど…)。その時聴いたのは『世界に捧ぐ』。‘We Will Rock You’とか‘We Are The Champion’が入ってるアルバムだ。それからR&BとかHip-Hopとか好きなジャンルが変わったり、聴くメディアもLPからCD、配信になったりしたけど、ずっと僕のfavorite であることに変わりはない。そして『ボヘミアン・ラプソディ』。期待以上だった。ラストのライブ・エイドのシーンでは自然と涙が溢れてきた。確かに史実と違ったり、南アフリカでのライブという大事なことが描かれていなかったりと不満なところは確かにある。でもこの映画には「人生を肯定する思い」が溢れている。それは誰にも否定できない。

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも
『search / サーチ』☆☆☆
→PCのモニターの中だけでもに語りが進む構成が斬新。サスペンスとしては普通だけど、そこがこの映画を21世紀的なものにしている。SNSのアカウントひとつで、ここまでいろんなことが判明してしまうのか⁉︎と少し怖くもなる。
デス・ウィッシュ』☆☆
チャールズ・ブロンソン主演『狼よさらば』のリメイク。主人公の設定を外科医に変えたことが中盤のあるシーンでとっても効果的にイキテくる。また「素人が銃を撃つとこうなります」って描写は映画で初めて観た。面白かったんだけど同時に「アメリカの銃社会問題って……」とも思わされてしまい、暗澹とした気持ちにもなりましたよ。
ピッチ・パーフェクト  ラストステージ』☆
→登場人物の誰に焦点を合わせているのかが分かりにくく、それ故にラストの展開に唐突さを感じてしまう。やはりこのシリーズは一作目がベストだ。劇中で歌われる曲はどれも良いです。
『ヴェノム』☆☆
→『ど根性ガエル』+『寄生獣』。相棒(バディ)映画は大好物で、今作も楽しんだことは楽しんだけど、脚本が雑過ぎたかな?あんなに誰にでも(何にでも)シンビオートが寄生できるんだったら、実験は簡単に成功してたんじゃないか?がアメリカでR指定を避けるためだったのかもしれないけど、ゴア描写をもう少しちゃんと入れて欲しかった。
ライ麦畑で出会ったら』☆☆☆
→『ライ麦畑でつかまえて』の雰囲気を上手にストーリーの味付けに使っている上質の青春ロードムービー。誰でも避けていた事実に向き合う時が来る。そんな時、こんなディーディーみたいな女の子が自分の横にいてくれたら素敵じゃないか‼︎
ボヘミアン・ラプソディ』☆☆☆
→クイーンの楽曲が持つ力強さを再確認。メンバーを演じた役者さんたちのなりきり具合がとにかく完璧。「サン・シティ問題」に全く触れていないことは引っかかるけど、音楽映画、伝記映画の新しい傑作であることに間違いはない。
GODZILLA 星を喰う者』☆
→三部作を通してかなり挑戦的なゴジラ映画ではあった。メカゴジラモスラキングギドラの描き方も面白い。現代社会に対する問題提起されているが、最も残念だったのはその問題提起を全てセリフで説明していること。ゴジラ映画においてはゴジラ自身の圧倒的存在感で以ってそれを描写して欲しい。
『アンクル・ドリュー』☆☆
→王道の人生ONCE AGAIN映画。特別なことは何もない。予想通りのストーリーがサクッと進んで行く。だからそれが良いのです。
『華氏119』☆☆☆
→絶望しきったところからしか新しいことは始まらないのか…と思ってしまう。ここで描かれているのは5年後の日本か?そうするかどうかは僕たち次第だ。
ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』☆☆☆
→最高に面白い。前作より人間味が増した感じ。最初から最後まで緊張を強いられるけど、それがまた心地良くもある。テイラー・シェリダン(今作では脚本)の作品にハズレなし!早く続編を希望します‼︎
イット・カムズ・アット・ナイト』☆☆
→主人公の少年が見る夢が次第に現実との区別がつかなくなる描写が良い。極限状態になった時の人間の不安と残虐性に背筋が冷たくなる。宣伝されてるようなホラーではないけど、これはこれで十分に怖い。
さよなら、僕のマンハッタン』☆
→監督がマーク・ウェブということで、観る前の期待値を上げ過ぎたかな?主人公に全く魅力を感じなかった。
『グッバイ・クリストファー・ロビン』☆☆
→もう一つの『プーと大人になった僕』。原作者のA.A.ミルンとその家族の物語。「やはりプーさんは子供(特にクリストファー・ロビン)以外と喋っちゃダメなんだよ!」とこの映画を観て改めて強く言いたい。
ゆれる人魚』☆☆
→人魚を主人公にしたミュージカル・ホラー。ポップでグロテスク。不思議な雰囲気の映画でしたよ。ディズニーではあり得ない苦いお伽話。

ギャングース』☆☆☆

→ストーリーは重く苦いものだけど、それをコメディのように描いている。そういう姿勢は日本映画では珍しく貴重だ。その軽さが逆に事の深刻さを浮き彫りにしてくれる。この映画がシネコンではたった2週間で打ち切りになるのは、とても残念だ。日本社会の暗部から目を背けずに撮り続けている入江悠監督には全力で頑張れ!と言いたい。

  
いよいよ12月です。この年の瀬になって年間ベスト級の映画が公開されて困ってしまいます。『ヘレディタリー / 継承』はホラーというジャンルのマスターピースになるような作品だし、あと何より『アリー スター誕生』が楽しみでなりません。音楽映画が豊作だった今年だけど、ラストを飾るこの作品はどうなのか?また映画を観た帰りにCDショップによってサントラを買ってしまうのか⁉︎

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食わず嫌いはダメなのだ!〜10月のレヴュー〜

10月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

これっぽっちも観るつもりはなかったのですけど、Twitterのタイムラインにやたらとタイトルが上がってくるし、信頼できる人が「観るべし!」と何度も何度も言ってくるので観たのです。「若おかみは小学生!」の話です。ただの悪役じゃないライバルの描き方とか、自分のアイデンティティ探しの先にあるものについてのストーリーとか良いな〜としか言いようのない作品だったのです。ホントに食わず嫌いはダメだ。

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも
『響ーHIBIKIー』☆
平手友梨奈は確かにカリスマ性はあるし、ハマり役だとは思うけど、劇中で彼女がとる行動が自分にはダメでした。本好きが本棚倒して本を傷つけたりするかな〜?
クワイエット・プレイス』☆☆☆
→設定にツッコミ所は多々あるけど、ずっと緊張感を持続させたままスクリーンに見入ってしまったんだから☆三つなのは仕方がない。それだけ脚本と演出が巧みでした。
クレイジー・リッチ!』☆
→王道のシンデレラストーリーのアジア版。でも以外とアイデンティティの問題にまで踏み込んでいる。でも最後にあんな結婚式はないんじゃないかな?それまで語っていたものが一気に崩れた。
『マガディーラ  勇者転生』☆☆
→予想していたストーリーとは全く違ったけど、歌あり踊りあり恋愛ありのまさしくインド映画。細かいことは考えず勢いで観るべし!
イコライザー 2』☆☆☆
→「ナメてた相手が、実は殺人マシンでした映画」(©︎ギンティ小林さん)の系譜に連なる新しい傑作。敵の設定が前作とは異なるため、マッコールさんがやっつけてもスッキリしない後味が残るのが残念といえば残念。しかしそれがキャラクターの人物像に奥行きを与えているのもまた事実だったりする。映画としての質感や雰囲気は前作から受け継がれていて嬉しい。

判決、ふたつの希望』☆☆
→世界の分断に抗するためには、相手もまた何がしかの「傷跡」を背負いながら生きていることを想像するんだと強く思わせられる。
『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』☆☆☆
→机上の格闘映画と言えるほどの緊張感に満ちている。まさかカンニングで手に汗握るとは⁉︎ 倫理的にもしっかりとした終わり方になっていて好感が持てた。(←ココは大事なことだと思っている)

スカイライン 奪還』☆☆

→シラットで宇宙人と戦うシーンがなかなか出て来ないので焦れてしまったです。ジャンル映画の要素が過不足なく入っていて満足です。いろいろと言えばキリがないけど、あーバカで良かった!と大きい声で叫びたい気持ちです。
若おかみは小学生!』☆☆☆
→食わず嫌いをせず、いろんな映画を観なきゃいけないと思う作品に出会うことがあるけど、これはそんな映画でした。冒頭と上手に繋がる展開も良いです。経営についてズバ抜けた才能を持っているのに努力を惜しまない主人公のライバル真月嬢が好きです。
マイ・プレシャス・リスト』☆☆☆
→新しさがある訳でもなく、大きな展開が起こることもない。でもふとした時に思い出す。そんな映画です。こういう作品を佳作と言うのだろう。主人公が一歩づつ社会と関わっていく姿を温かく応援したくなる。サリンジャーの『フラニーとズーイ』がキー・アイテムになっているのもファンとしては嬉しい。
『エンジェル  見えない恋人』☆☆
→寓話っぽさの中にもしっかりと現実の辛さを入れているところが良いね。愛とは本来は可視化できるものではないということだろうか?
止められるか、俺たちを』☆☆☆
→映画製作への止められない情熱が溢れ出ている映画だった。若松プロの関係者が多く出演していることもあり、どこかドキュメンタリーのような作品になっている。その中でも門脇麦が主人公の女性(この人は実際に女性で始めてピンク映画を撮った人だ)を好演。どこか現実味のない役をやらせたら、彼女が一番だ。冒頭で現代の新宿駅が映り(物語の時代は1970年前後)違和感を感じるけど、あれは作中で若松監督が言うセリフ「映画なんて全部作り物だ!」を白石監督流に具現化したものだったんだろう。
『ファイティン!』☆☆
→マ・ドンソク兄貴が出ていて、腕相撲をするだけで最高じゃないか‼︎
ゾンからのメッセージ』☆☆
→前半の停滞感は、物語が動き出した後の爽快感のためにあったのか!と思わず拍手しそうになった。それだけあの青空は素敵だった。そして井の頭線でのシーンに涙。

  
11月は『ボヘミアン・ラプソディ一』一択かと思いきや、サリンジャー好きとしては『ライ麦畑で出会ったら』を楽しみにしていたりする。あと『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』も待ち遠しいなぁ。

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自分たちが何かを成し遂げたんだという自負〜9月のレビュー〜

9月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

 観る機会があったらぜひ『1987、ある闘いの真実』を観て欲しい。自分たちの力で民主化を勝ち取ったんだ!という韓国市民の自負が溢れています。この作品と『サニー 永遠の仲間たち』、『タクシー運転手〜約束は海を越えて』の三作は、韓国の民主化を知る上で観ておくべき映画だと思っています。

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも
検察側の罪人』☆☆
→キムタクの映画である以上に原田眞人監督の映画だった。原作の終わり方と映画の終わり方、好みは分かれるところだけど、自分としては映画の方が好きかな?
アントマン&ワスプ』☆☆☆
→意外でしたが、量子力学を重要なアイテムとするハードSFとも言える作品だった。これが『アヴェンジャーズ4(仮)』にどうつながっていくのか楽しみでならない。
『SUNNY  強い気持ち・強い愛』☆
韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』のリメイクだけど、全くダメでした。元作が韓国の民主化から現在の格差が大きくなってしまった社会を背景に持っているのに比べて、リメイク版は物語の薄さを感じずにはいられなかった。それはそのままバブル以降の日本社会の希薄さなのかもしれない。
ペンギン・ハイウェイ』☆☆
→少年が夏休みにある経験をして大人に一歩近づいて…、そこに綺麗な年上のお姉さんが絡んで…と既視感ある物語だったけど、ホッコリする映画でしたよ。少しビターな終わり方も好みです。森見登美彦の原作も読んでみようと思ってます。
500ページの夢の束』☆☆☆
→2018年は物語を作ることの意味を考えさせられる作品に出会うことが多い気がします。この映画もそうでした。ダコタ・ファニング自閉症の女の子の演技が素晴らしいのです。自分を見つめ直す過程をロードムービーとして描くところが、とてもアメリカ映画らしいと思います。

ザ・プレデター』☆☆

プレデターシリーズでは一作目の次ぐらいに好きかも!ならず者のダメ人間元軍人チーム全員が大好きだ。ポップコーンをガシガシ食べながら観たい映画。
MEG ザ・モンスター』☆☆
→本当にジェイソン・ステイサム素手で巨大サメと戦うとは思わなかった。それだけで大満足!
プーと大人になった僕』☆
→プーをはじめとする100エーカーの森の住人たちが、クリストファー・ロビン以外の人間と話し始めたところでダメだった。こんなのはプーじゃないよね。
『SPL 狼たちの処刑台』☆☆
→ウィルソン・イップが監督で、サモハン・キンポーがアクション指導というだけで安心して観ていられます。ラスボスに前作のマックス・チャンほどの存在感がなかったのが残念。あとトニー・ジャーの出番があれだけでは消化不良です。そもそも「誰かに触れるとその人の未来が読める」という設定はどこにいった?
1987、ある闘いの真実』☆☆☆
→心が震える映画だった。自国の歴史(負の側面も含めて)をしっかりと映画にする韓国映画界は本当に尊敬するし、羨ましく思う。と同時にちゃんとエンターテイメント作品としても描いていることが素晴らしい。
食べる女』☆
→何も起こらなそうで、本当に何も起こらない映画だった。
スカイスクレイパー』☆☆
→2018年ロック様の3本目。テロリストに占拠されたハイテクビルから妻子を救う…といえば『ダイ・ハード』を思い出すけど、あれと比べたら設定や脚本にアラが多すぎる。ただただロック様の超人的な活躍を愛でるべし!

  
10月は『クワイエット・プレイス』と『クレイジー・リッチ』だなぁ。心の底から怖がらせて、ハラワタがよじれるくらい笑わせて欲しい。

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語り継ぐべき物語〜8月のレヴュー〜

8月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

8月はどうしても戦争の記憶と結びつきます。東京大空襲や広島・長崎の原爆投下など、それを描いた映画は多く作られています。もう一つ忘れてはならないのは沖縄戦のことです。この戦いについては岡本喜八監督の『激動の昭和史 沖縄決戦』がとても濃い密度で描いています(誤解を恐れずに言えば、この映画はめちゃくちゃ面白い!)。そして今年の夏に沖縄の戦争について忘れられない作品に出会いました。三上智恵大矢英代監督『沖縄スパイ戦史』です。1945年6月に連合国軍の上陸により降伏した後も沖縄北部ではゲリラ戦、スパイ戦が繰り広げられていました。そしてその裏には身分を隠して沖縄の各地に潜伏していた工作員養成機関「陸軍中野学校」出身者42人の存在があったことについてのドキュメンタリーです。このことはあまり語られることはありませんでしたが、関わった人々の記憶には深く刻まれています。彼ら彼女らにとっての戦争はまだ地続きで存在しています。当然ですが登場する人たちはかなりのお年寄りばかりです。リアルな記憶を語れる人は遅かれ早かれいなくなるでしょう。こういう隠されてきた事実を記録して後世に伝えることも映画の大事な役割だと思います。必見の映画です。少しでもたくさんの人に観て欲しい。

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも
『劇場版コード・ブルー ードクターヘリ緊急救命ー』☆☆
→テレビでスペシャルとしてやれば十分だとは思うけど、日本の医療ドラマとしてちゃんと助けられない人もいることを描いているのは評価できる。ただ児玉清さんをオチに持ってくるのは反則かな?
『ゲッべルスと私』☆☆
→やはりハンナ・アーレントの「悪の凡庸さ」を想起せざるを得ない。こういう姿勢がナチスを誕生させたのだろうが、それは決して過去の話ではない。ただ同じような状況になった時に自分は抗することが出来るのか?と考えると、自信がないとしか言えないのも事実だったりする。
縄文にハマる人々』☆☆
縄文時代の不思議さを十分に伝えてくれるドキュメンタリー。一万年以上も前に作られた遺物が現代まで伝えられて来たことにただただ感謝。
ウィンド・リバー』☆☆☆
→カントリー・ノワールの新たな傑作。緊張、絶望、閉塞といったいろんな感情がスクリーンからビシビシ伝わってくる。事件が解決した後も、作中の人物たちの人生は続くのだというリアリティのある脚本が良い。
2重螺旋の恋人』☆☆
→ストレートな暴力描写がフランソワ・オゾンの映画にしては珍しいと思ったけど、結末はやっぱり十分すぎるほどのオゾンの映画だった。シンメトリーな構図や螺旋階段の描写などメタファーに満ちた画面構成は唸らせてくれる。それにしてもマリーヌ・ヴァクトの美しさよ!
ミッション:インポッシブル  フォールアウト』☆☆
→はっきり言うと、前作『ローグ・ネーション』に比べて脚本の粗さは否定できないけど、それでも作品ごとにどんどん進化していくトム・クルーズのアクションを観られるだけで大満足。トム走りも健在。走るだけで人を笑顔にするのはトム以外にはいないですよ。
オーシャンズ8』☆☆☆
→スピーディーな展開はいかにもオーシャンズシリーズらしい。全員が綺麗にドレスアップして颯爽と登場するシーンが、女性を主人公にした映画らしくて良かったな。凄腕スリ師を演じたオークワフィナさん。この人の名前を覚えて帰ってください!
スターリンの葬送狂騒曲』☆☆
→コメディだけど残酷描写もあって、国家の非情さもちゃんと描かれている。スターリン時代のソ連の歴史を勉強してから観るとより楽しめます。

ヒトラーを欺いた黄色い星』☆☆
→生き残った本人のインタビューとドラマを混ぜながら物語が進んでいく構成が面白かった。ナチス政権下のベルリンで潜伏していたユダヤ人の話は映画として初めて観たので興味深かった。人間ってしたたかだなぁ。
沖縄スパイ戦史』☆☆☆
→息がつまるようなドキュメンタリーだった。戦後70年が経つけど、語られていないことはまだまだある。その思いを強くした。その事実を掘り起こして記録したことだけでも、この作品には価値がある。必見。
菊とギロチン』☆☆☆
瀬々敬久監督の長年の思いがギッシリと詰まって爆発したような映画。189分という時間が短く感じられた。いろんな場面、いろんな意味で「時代と戦う人々」を描いている。どの役者さんの演技も素晴らしいけど(渋川清彦さんなんて涙なしには観られません!)、特にヒロインを演じた木竜麻生さんですよ!彼女はこれからあちこちで名前を聞くようになりますよ。きっと‼︎
追想』☆
→格調高いメロドラマだけど、僕には合わなかった。ただシアーシャ・ローナンは観る価値がある。『レディ・バード』の女子高生役とは全く違う演技の幅を感じさせてくれます。
タリーと私の秘密の時間』☆☆
→ヘッドホンや車といった小道具やそれぞれのセリフの隅々にまで丁寧に作り込まれていて、さすがはジェイソン・ライトマン監督だと唸ってしまう。すごいザックリ言えば母親が子育て中にある出来事を経験するって映画だけど、これは男性にこそ観て欲しい。シャーリーズ・セロンが『アトミック・ブロンド』の彼女と同一人物だとは信じられません。役者さんってスゲ〜な!

 

9月は『ザ・プレデター』と『MEG ザ・モンスター』しかないです!プレデターvsプレデター!巨大鮫vsジェイソン・ステイサム‼︎ 最高の時間が約束されているに違いない。

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日本の夏、強竜の夏〜7月のレヴュー〜

7月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。

1993年の夏に映画館で『ジュラシック・パーク』を観た時の感動は忘れられない。子供の頃にワクワクしながら図鑑で見ていた強竜たちが、まるで実際に生きているかのようにスクリーンの中で動いていた。

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そして2018年。今年の夏も映画館に強竜たちが戻ってきた!25年前と比べるとCGのクオリティは格段に進歩し、恐竜の実在感はより増してきた。もうお腹いっぱいだという声も聞こえないではないのですが、ジュラシック・シリーズを観るのは人類の義務だと思っています。ということでスキップしながら映画館に行くのです。だって動いてる恐竜を観るのは楽しいでしょ⁉︎

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも

ガザの美容室』☆☆

→すぐ隣で起きている狂気。それに日常で対抗しようとする女性の強さを感じた。彼女たちは抑圧されている存在かもしれないけど、その実はしたたかで強い。繋がれたトラはその象徴ではないか?人がバタバタと死んでいくことはないが、この作品は紛れもなく戦争映画だった。
バトル・オブ・ザ・セクシーズ』☆☆☆
→1973年を舞台にした話だけど、これは21世紀の今日だからこそ作られなけばならなかった映画だ。いつものチャーミングなエマ・ストーンはスクリーンの中にはいないけど、それがまた良い。「○○らしくあらねばならない」という考え方が、いかに人々を不幸にしてきたのかと改めて強く思う。
ワンダー 君は太陽』☆☆
→予告編を観た時は「あ〜いつもの難病、お涙頂戴か…」と思っていたら、そんな浅はかな予想を蹴っ飛ばしてくれる良作でした。特に主人公のお姉さんのエピソードを丁寧に描いていたのが素晴らしい。その描写が物語に深みを与えていた。
ジュラシック・ワールド / 炎の王国』☆☆
→ジャンル映画として最高だった。特に前半のパークが崩壊する場面はずっと体が強張るくらい面白い。ただ展開として次作へのつながりの部分が多いので、作品単体としてはこの評価。いずれベロキラプトルは喋り始めるんじゃないか?
『ワンダーランド北朝鮮』☆☆
北朝鮮での撮影ということで、当然ですが彼の国が見せたいものしか映っていない。でもそこには透けて見える現実がある。そこをもう少し踏み込んで欲しかったかな…と思う。北朝鮮のプールではビキニが禁止というのは初めて知った。
リチャード・リンクレイター  職業:映画監督』☆☆☆
→ハリウッドとは距離を置きつつも、コンスタントに僕たちの心に届く作品を撮り続けているリンクレイター監督についてのドキュメンタリー。彼を褒め称えるだけではなく、ちゃんと良い悪いの作品批評をしているところが良いね。監督の過去作をまた観たくなった。そしてこれからの新作も観続けようと決心した。
スウィンダラーズ』☆☆☆
→詐欺師の話で、絶対に騙されないぞ!と思って観ていたのですが、最後に「あーーっ!そうか‼︎」と膝を叩きそうになってしまったので、コチラの負けです。続編もありそうなので楽しみ。
未来のミライ』☆
細田監督はもっと出来る子のはずです……。映像はさすが!と思わせてくれるんだけどね。今作は自分には合わなかったということです。
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』☆☆☆
→前作で魅力的な音楽を聴かせてくれたミュージシャンたちが一人また一人といなくなっていくのは寂しいけれど、そういう悲しみを抱きながらも音楽は続いていくのだと深く思う。まさにNo Life No Music。
グッバイ・ゴダール!』☆☆
ステイシー・マーティンがとにかくキュートだ。女性から見たゴダールはとにかくダメ人間。その描き方が面白かった。この映画を観て、またゴダールの映画を観ると感想は変わってくるな、きっと。

ビューティフル・デイ』☆☆☆

→主人公がどういう人生を歩んできたのかなどを一切説明せずに物語が展開したり、作中の伏線が回収されずに終わったりと観客に解釈の大部分を委ねる作品だけど、この映画に関しては、そこにリアリティーを感じる。実際の生活なんてそんなものでしょ?原作からの改変部分もテーマ性をより浮き立たせていた。ラストの締め方も好きです。

 

8月も夏休み映画の季節だ!何はともあれ『ミッション:インポッシブル / フォールアウト』ですよ‼︎

エストム・クルーズ、イエス‼︎

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