空中秘密基地 2

映画や本の感想が中心です。当然ですが僕の主観と偏見で書いてます?

全ては挨拶から始まる〜1月のレヴュー〜

1月のレヴュー。基準はいつものように主観と偏見だけ。2018年も映画を通していろんな世界と出会えることを期待しています。

パディントン2』。前作のさらに上をいく傑作。早くも今年のベスト10入りは確実か⁉︎ 派手な宣伝はしてないけど、口コミで評判が広がっているみたい。そういうことがあるから映画館に行くことをやめられない。

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☆☆☆…観ないと後悔しますよ!
☆☆……ちょっと時間があるって時にどうぞ
☆………観なくていいかも
嘘八百』☆☆
→これぞ日本のお正月映画。ストーリーは「負け犬たちのOnce Again」なので笑いながらも熱くなってしまいましたよ。今「与太郎」を演じさせたら、佐々木蔵之介さんの右に出る人はいないんじゃないかな?
『バーフバリ 王の凱旋』☆☆☆
→インド映画です。度肝を抜かれるほど何もかもが最高でありました!大声で「バーフバリ!バーフバリ!」と叫びたい。マサラ上映を激しく希望。
キングスマン ゴールデン・サークル』☆☆
→期待を裏切らないアクションの爽快感。グロさは1.5倍増し。ガジェットも楽しい。このシリーズはロジャー・ムーア期の007の後継者だ。ただチャニング・テイタムは無駄遣いだよなぁ〜。
『素晴らしき映画音楽たち』☆☆☆
→名作と呼ばれる映画はいつも素晴らしい音楽の記憶と共にある。ジョン・ウィリアムズの偉大さを再確認。エンニオ・モリコーネにもう少し言及して欲しかった。
ジャコメッティ 最後の肖像』☆
ジャコメッティの面白さや面倒くささは伝わって来たけど、物語の展開が淡々とし過ぎていて、中途半端な印象。好きな人は好きなんだろうけど……。
戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』☆☆
→「タンカーを襲ってきた海賊を水中で全員ぶちのめす」オープニングはかなり気分が上がる。ウー・ジン演じる主人公が強過ぎて口あんぐり(←褒めてます)。でも「中国バンザイ!」的な愛国ムードは苦手かな。
ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』☆☆
→オープニングの「敵地に潜入してからの戦車で大暴れ、基地でJ・K・シモンズの説教」という流れは、めちゃくちゃ好きなんだけど、それだけに後半の失速感が残念でならない。
嘘を愛する女』☆☆
→予想と全く違う作品だったので驚いた。長澤まさみ吉田鋼太郎のバディムービーとして観たら面白い。川栄李奈の回し蹴りにはただただ感心する。この人を主演にして女子プロ映画を作ってはもらえないだろうか?
ジオストーム』☆
→パニック映画としてもディザスター映画としてもSF映画としてもアクション映画としても、いずれも中途半端に終わっている感じ。予告編が一番おもしろいかなぁ……。
パディントン2』☆☆☆
→冒頭でさりげなく語られる前作からの経過の説明が、後半の物語を進めるキーになっていて、脚本が本当に上手だなぁ〜と拍手したくなった。パディントンの周りには優しい世界が広がっているけど、それを否定する人物もちゃんと描いているところも良かった。『1』移民問題のメタファーだったとすると、『2』は彼ら彼女らがコミュニティの一員としての市民になる話だったんじゃないかな?そしてその第一歩は挨拶から始まるってところが素晴らしいと思いましたよ。必見!

2月はいよいよアカデミー賞の候補作品が公開され始めます。目が離せませんが、邦画も負けず劣らず濃い作品ばかりで楽しみでなりません。

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